日本人的に、絶妙で奇妙な音楽 シンガー/プロデューサーとしてフランスで活動していた ダニエル・ヴァンガード(ダフト・パンクのメンバーであるトーマ・バンガルテルの父)が、 シンガー・ソングライター/プロデューサーのジャン・クルジェールと70年代初頭に結成したユニット=ヤマスキ・シンガーズの71年作。 私の記憶では、当初はYAMASUKI'Sというネーミングだったと思います。当時、中学生だった私は、このYAMASUKI'Sのシングル盤が買えなくて、レコード店で何度もかけてもらった記憶があります。 シングル盤のジャケットの裏側には、YAMASUKI DANCEの踊り方が印刷されていたと思います。 『Le Monde Fabuleux Des Yamasuki』、 音作りとしては、日本というか東洋的な要素を散りばめた印象です。私のコレクションの中にも、このレコードはあります。 Limited Edition REd Vinyl バージョンです。時折ジャケットを眺めては、Youtubeで映像を見たりしています。
フランスのTV番組で放映されたらしき動画なのですが、凄いの一言です。YAMASUKIをバックにミニスカートの女性とパンタロン姿の男性が、はっぴを着て、 踊る姿は摩訶不思議な世界を醸し出しています。この映像、私としては、「変だよ!間違ってるんじゃない!でも、ゆるせるよねっ!だって面白いんだもん!」という気持ちになります。
楽曲「YAMASUKI」は、日本語の単語が散りばめられています。 何回も繰り返される「朝飯ゆうぞ」とか、何となく聴き取れます。 1975年にそれをスワヒリ語にして「A.I.E. A Mwana」というタイトルで歌ったのが、コンゴのブラック・ブラッド (Black Blood)です。 ブラック・ブラッドのヴァージョンをデモトラックとして録音したのが、後に大成功を収めることになるバナナラマ (Bananarama)です。 そして、この曲は彼女たちの1981年のデビュー・シングルとなりました。
1. YAMASUKI (Yamasuki)
2. AISERE I LOVE YOU (slow)
3. KONO SAMOURAI (Yamasuki)
4. YAMAMOTO KAKAPOTE (Medium)
5. OKAWA (slow)
6. AIEAOA (Medium)
7. ANATA BAKANA (rapide - enregistre “Live”)
8. SEYU SAYONARA (Medium)
9. YAMA YAMA (Yamasuki)
10. FUDJI YAMA (slow)
11. YOKOMO (Yamasuki)
12. KASHI KOFIMA (slow)